水没修理について
iPhoneは精密機械の為、内部に水が入ると様々な故障を引き起こす場合がございます。
特に一番困るのがショートし電源が入らなくなってしまう場合です。
水没修理では無理にそのまま使用したり、乾かす事はしない様に致しましょう。
※内部に水が入り時間が経過すると、錆びてしまったり腐食の原因となります。
修理は早ければ早い程、復旧・改善の可能性は上がります。
万が一の際はいつでもお問い合わせくださいませ。
水没事例
・海や川、プールで浸かってしまった
・トイレやお風呂に落としてしまった
・洗濯機で洗ってしまった
・鞄やポケットに入れていたが雨に濡れてしまった
・飲み物をこぼした
iPhoneは完全防水だと思っている方が多いですが、防水機能がある程度で濡らしてしまうと、電源が入らなくなってしまったり、画面の表示が真っ暗になってしまったり様々の症状が現れます。
端末をもし誤って水没させてしまった場合の対処法をご案内します。
いつ水没してしまうか?
〇お風呂場などに持ち込んでいて、湯船に落としてしまった
先ほども述べましたが多くの方がiPhoneは完全防水だと思っていて、
端末をジップロックなどに入れずにそのままお風呂に持ち込み、湯船などにつかりながらYouTubeやネットフリックスを見たりする方が多くいます、
仮に防水機能のあるケースやジップロックなどに入れていれば水濡れすることは避けられるかもしれません。袋に入れて使用していた方でも袋に穴が空いていてそれが原因で水没してしまったケースもとても多いです。
〇プールや海などに出かけた際に
夏場にとても多くなります、プールや海に出かける際は水濡れにご注意下さい。
〇トイレに落としてしまう
トイレでスマホを操作することもあると思います、
その際に端末を落としてしまって水没させてしまうことがあります。
〇飲み物をこぼして
お子様がテーブルの上で飲み物をこぼしてしまいそこに端末が置いてあって濡れてしまった。
少し濡れてしまった場合でも良くあとから画面表示がおかしくなったとご相談に来る場合もあります。
〇強い雨の降る中で使用していたら
端末が濡れてから水滴・濡れた箇所をすぐに拭きとってあげれば故障を防ぐことは可能ですが、そのまま放置してしまうと端末の隙間から水分が端末内に入り込んでしまいます、
濡れてしまったらすぐに拭きとるようにしましょう。
iPhoneの防水機能
iPhone7以降からの機種は全て防塵・防水機能が備わっています。
この機能はIEC(国際電気標準会議)によってきめられています、
単位はIP[International Protection]の略称です
Iは防塵の等級
Pは防水の等級
iPhone7の場合はIP67
防塵機能が6
防水機能が7
と言うことになります、ですがイマイチわかりませんよね?
わかりやすく説明すると
まずは防塵機能について、
この防塵等級の6が最大の数値です
6級の場合 粉塵が中に入らない(防塵形)に定められるそうです。
防水機能
最大の等級は8です
8になると
継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
各種iPhoneの防塵・防水機能詳細
iPhone13シリーズ
iPhone12シリーズ
iPhone11シリーズ
iPhoneXs iPhoneXs Max
上記の機種はIP68と定められています。
最新機種のiPhone16シリーズも、IP68で、これは水深6メートルで最大30分間耐えきる様です。
等級が最大に定められているから濡れても大丈夫?
この数値が最大に定められているからといって必ずしも水で濡れて故障しないということはありません、実際に端末が水没してしまってご相談頂いたことは沢山あります。
この機能を過信せず使用するのが故障させないための最善の策でしょう。
もし故障してしまった場合は当店にご相談下さい。
実際に水没させてしまった場合の対処法
当店に来店または電話の問い合わせで、水没させてしまったとお問合せを頂きますが、
水没させた直後にジップロックに乾燥材とともに入れて乾燥させましたと間違った知識で対応されている方がとても多いです。これをやっても改善されることはほぼないと思ってください。
先に答えを言ってしまうと、濡れたと思ったタイミングで端末内に水が入ってしまった場合はすぐに電源を切ることが故障させないために大事なことです。
電源を切った状態で端末内に入ってしまった水気をすべて除去することが出来ればデータも消えることはなく改善することが出来ます。 まずは端末の電源を切ってご相談下さい。
□水没クリーニング
端末を水没させてしまった場合、まずは水没クリーニングが必要です。
これは端末内に入ってしまった水分が原因で端末内にあるメイン基板がショートして使用できなくならないようにするために行います。端末を全て分解して内部にある水気を全て除去します、
これをすることによって端末の基板ショートを未然に防ぎます。
水没後電源が入らなくなってしまった
水没した後のほとんどがそのまま端末を使えることがほとんどです、
ですが使っていて少ししたら電源が入らなくなってしまうことが非常に多いです。
断定はできませんが、ディスプレイの故障で画面表示がされない状態になってしまっている、もしくはメイン基板の故障です。
当店にお持ちいただければ修理可能です。
内部のデータもほとんどの確率で取り出し可能となっています。
当店にご依頼する流れ
まずは焦らず電源を落として下さい、ここで電源が入るか入らないか不安になって電源を入れてみたり、充電してしまったりすると取り返しのつかないことになってしまいますのでご注意下さい。
お電話・LINE・メールなどでお問合せ下さい、当日に修理が込み合っていなければすぐにご案内は可能ですが予めご予約することをおすすめします。
その後、端末の電源を入れたりせず水没クリーニングを行います、(水気を帯びた状態で端末を起動すると端末内の基板がショートしてしまうため)
クリーニング後各パーツを確認後、動作確認を行い問題なければここまでで処置は終わりです。
よくある事例は端末クリーニング後、動作確認をすると、ディスプレイの表示がシミによって通常通りに表示されない場合や画面のタッチが効かなくなってしまっている事があります、その場合の処置はディスプレイ交換です。こちらはディスプレイ交換の費用が別途かかりますのでご注意下さい。
最後に
iPhoneは完全防水ではないので水の近くで使用する際は注意を払って下さい、
もし水没してしまった場合はすぐに当店にご相談下さい。
- 修理時間:水没修理1〜2時間